「それより
 少し目赤いな」


「そっそうですか?
 ハハッ気のせいですよ」


「・・・もしかして
 帰ってからも泣いてたのか?」






やっぱり今日は

学校に来てはいけなかったんだよ



みんなに目が赤いこと気づかれて


「泣いたの?」


って聞かれちゃう





その言葉聞くたびに


あたしは圭介との

昨日のことを思い出す



忘れたいことを


甦らせるんだ・・・







「お前は強いなぁ
 俺は今日学校来ないだろうって
 思ってたのによー」




そう言って先生は

あたしの髪の毛を優しく

ワシャワシャってしたんだ





「ホントお前は強いよ!!
 立ち直るのが早いのは
 いいことだぞ~♪」