「あ、先どうぞ」
と私。

「イヤイヤ、晶子のほうこそどうぞ」





アタシが言いたかったのはね。




要約すると積年の想い。



もう愛だね。




アタシは誰とも肌を重ねた事が無い。




直子じゃないと駄目なの分かってるから。