追いつきたい
追いつけない
伊織くんが好きだと思うほど
悔しくなる
伊織くんの服に手をかけて 捲り上げる
スッと伊織くんの素肌に指先が触れて、その感触に ドキッとした
私の身体とは全然 違う感触
そのまま伊織くんの服を脱がせて 浮かび上がる彼の身体に
急に恥ずかしくなって目を逸らした
伊織くんの「ふっ……」て笑う声が聞こえて
力強い腕に包みこまれた
おでこが 伊織くんの裸の胸に当たる
ドキドキドキドキ…………
一気に顔が熱くなった
「自分から脱がしておいて
今さら恥ずかしがるって……」
伊織くんは意地悪を私の耳に唇を押し当てて囁いた
そのままリビングの絨毯の上に倒れこんで
伊織くんは服の上から私の身体をなぞるように触った
伊織くんの指が手のひらが私の身体に触れる度
胸の奥から
チョコレートみたいに甘いような
レモンみたいに酸っぱいような
熱い何かが込み上げる



