伊織くんに全てを話して



やっぱり
私は涙が止まらなくて



伊織くんの腕の中で


ただ泣くだけだった



伊織くんは何も言わず



ただ私を抱きしめてた






結局、その日は それ以上
何も話せなくて



家に帰った



マンションの前に
車が着くと




「明日…って言っても もう今日か」



車のデジタル時計を見て
伊織くんが言った



時間はAM2:38だった




「空羽ちゃんに……お参りしたいな。いい?」




私はうなずいて



「空羽も喜びます」



伊織くんは優しく私の髪をなでてから



「じゃ、起きたら連絡ちょうだい。今日は辛い事を話させてごめんな」




ぐすっと
鼻をすすって私は首を横に振った




「じゃ、おやすみ」


「おやすみなさい……」