大人なりに格好よく、部屋から送り出すつもりが… 激しく感情を表して、追い出してしまった。 泣きながら部屋を出る彼女に、精一杯の気持ちをぶつける。 「君を、本当に愛してたよ。」 本気で幸せにしたいと思ってた。 でもそれは、俺に出来る事じゃなかったんだな。 信じるよ。 君の心に、少しのカケラでも俺が居た事。 でも、君をたった一つの恋から引っ張り上げる事が出来なかったのは、悔しくて仕方ないよ。 今の俺に言えるのは、どうか幸せになって欲しい。 それだけだよ。