もぅ受付のお姉さんは
ファイル見ながら
古間先生のスケジュールを確認してるし…

「古間先生はね~…
最近四輪の生徒さんが増えてて四輪担当する事が多いんだよねえ…。案外指名も多くてさ!」

…よし今しかないっっ!

「じゃあ笹原先生で!」

………沈黙?

「……蓮見さん…誰でも良いんかいっ!てっきり古間先生のファンかと思っちゃった~!」

「そんなん違いますよっ!指名って奴カッコイイからしてみたかったんです♪」

アホ丸出し発言(笑)

「笹原先生は色々指導するけど基本的には二輪担当やし指名出来ると思うよ!ちょっと待ってて~」

またファイルをパラパラとめくり
スケジュールを確認する
受付のお姉さん。

ちょっとのぞき見したけど
難しくてよく分かんないやっ

「いつが良いの~っ?
笹原先生は毎日いるから
いつでも大丈夫だよ、
たまに午後はいないんだけどね~」

笹原先生って
いつでもいるんだ~

ちょっと嬉しい

「…そやったら~
明日とかでも…大丈夫…?」

「何時頃?」

「学校終わってからやから
5時……位?」

「大丈夫!5時10分から2時間予約する感じかな?」

「はいっ!」

「OK!笹原先生で指名予約しといたよ!」

「…ありがとうございます!」

「頑張ってや!」

―――♪

あっ授業終わったんだ!

受付のお姉さんに挨拶して
教習所の外に出ると
コースには続々と授業を終えたばかりの生徒が受付の方に
戻っていくのが見えた


―――あっ!