翌朝、教室に入ると皐月ちゃんと目が合った。 ヤバッ…気まずいよ…。 私が目を逸らそうとしたら、皐月ちゃんから近寄ってきた。 近くで見たら…結構可愛い子だなぁ…。 皐月ちゃんは私をジッと見て言った。 『…あなた、龍斗の何なの?』 えっ…。 なんて典型的なパターン…。 お約束? なんて思いつつ、返答に困る。 皐月ちゃんはなおも質問を重ねてくる。 『彼女なの?』 彼女…。 自信持って、『うん』って言えない…。