溺愛S坊や☆★








明らかに少し優しくなった龍斗君を見つめ、皐月ちゃんは幸せそうに微笑んだ…。








そして…









『お願い…。1回でいいの……。











キスして……。









お願い……』







嫌…嫌……嫌だ嫌だ嫌だ!!!!




キスなんかしちゃ…嫌っ!!!





心の中では何回も叫んだ。




なのに実際に声は出なくて……。










『お願いっ。キスしてくれたら、まとわり付くの、やめるから!!!』







龍斗君は明らかに困惑していた。







皐月ちゃんは龍斗君に向かって目を閉じた……。