『本っ当いい加減にしてくださいよっ。』 龍斗君はあくまで笑顔で皐月ちゃんに向き直った。 『龍斗…?』 『分かりませんか?迷惑なんです。俺にまとわり付くの、やめてもらえますか』 『どうして…』 『だから、迷惑なんです。いい加減に…』 龍斗君が笑顔で毒を吐いていると、いきなり皐月ちゃんは、龍斗君の制服のネクタイを引っ張った。