溺愛S坊や☆★






『龍斗ぉ~。今日こそは一緒に帰ろ♪』






『嫌です。』







『何でいつも一人でさっさと帰っちゃうの~?終礼の後、気付いたらいないし!!』






『あなたには関係ないですよ』






龍斗君が冷たく言い放っても、皐月ちゃんは全く気にせず、さらに龍斗君にくっつく…。







『まぁいいけど~。とにかくっ!!今日は捕まえたんだから、今日こそは一緒に帰ってよね!!』






『だから嫌ですって。』







『何で?!理由くらい教えてよ!!!』







皐月ちゃんは龍斗君にくっついたまま立ち止まった。






引っ張られた龍斗君は少しよろめいた。






顔は明らかに不機嫌そうだった。