『おっ、ちょっと好感度アップやん♪顔赤いで』 『暑いだけだよ!』 『ホンマかいなぁ』 卓哉君は何故か嬉しそうに笑っている。 なんか…馬鹿みたいに思えてきた。 龍斗君は私を好きだって言ってくれた。 くっつきたいなら、私だってくっつけばいい。 龍斗って…呼べばいい。 龍斗君が…私を莉依って呼んでくれたように…。 龍斗君を好きって気持ちで負けちゃダメだ!! 私は、卓哉君の言葉のお陰で、根拠無しの自信と、元気を手に入れた。