溺愛S坊や☆★









少し笑顔で話した後、突然龍斗君の声のトーンが変わった。







少し低くなった…。













『いつまで触ってるんですか?勝手に触らないでください』








あくまで笑顔で…。









龍斗君は、私の肩にのっている卓哉君の腕を払うように離した。







卓哉君は少し戸惑っている。









『えっ…お前…そういうキャラなん?もっと大人しい奴かと…。』








『イメージにそえなくてすいませんね。』







龍斗君は私の腕を引っ張り、自分の方に引き寄せた。






私の体は軽く動き、龍斗君の胸と腕に優しく受け止められた。







龍斗君は、私の体をそっと包み込むように抱きしめた。














『俺のです。奪おうだなんて無駄なことは考えないように』









龍斗君はそう言って、私の腕を掴んだまま教室から出ようとした。