『ううん…』 龍斗君は、私を抱きしめたまま、耳元で、いつもより低い声で囁いた。 『あいつのこと、呼び捨てなんかで呼ばないでください。』 『えっ…?』 『さすがに妬きますから。』 !! 初めて言われた気がする…。 龍斗君に 妬きますなんて…。 嫉妬してくれたんだね。 大丈夫だよ。 私は… 龍斗君しか見えないから…。