それでも龍斗君は離れてくれない。 苦しい…。 龍斗君…。 …もう限界っと思った時、龍斗君が離れた。 『ハァ…ハァ…ハァ…。龍斗君…?』 龍斗君は、私を真っ直ぐ見て、いつもより少し小さな声で言った…。 『他の男なんか見ないでください…。』 『えっ……?』 『あなたが見ていいのは、俺だけです。他の誰も見させません。』 龍斗君は、私のまぶたに軽くキスをした。 『乱暴しました。すいません…。』 龍斗君は私を抱きしめ、背中を優しくさすってくれた。