溺愛S坊や☆★







しばらく下駄箱で待っていると、龍斗君が歩いてきた。







『龍斗君!!』




私は笑顔で走り寄った。







だけど、龍斗君は無表情で私を見る。




『龍斗君?』









龍斗君は、何も言わずに、いきなり私を下駄箱の方に押しやった。





その反動で持っていたノートの切れ端(猫の絵)を落とした…。








ダンッ!!








私は背中を下駄箱にぶつけてしまった。





『いたっ……』







すると、私の顔のすぐ両横に龍斗君の腕が伸びた。






龍斗君に阻まれ、私は身動きがとれなくなった…。








『龍斗君…?』