いないなぁ…。
そう思っていたら、後ろから声がした。
『ちょっとすいません』
『あっ、ごめん~…って…龍斗君!!』
『え?』
龍斗君はやっぱり綺麗な顔で私を見る。
『おはよう!私だよ!!小野田莉依!』
『あぁ。おはようございます』
『同じクラスになれたね♪』
『そうですね』
昨日のメールと同じ言葉…。
え?
もしかして、昨日のアレは…
単に流してただけ?
ちょっとショックを受けつつ、私は龍斗君の顔をじっと見た。
やっぱ綺麗な顔だなぁ…。
あっ…目、綺麗。純粋そう…。
唇も綺麗だぁ…。
ヤバッ!!私変態?!
我に返って、龍斗君から目を逸らした。

