『何心配してるんですか。俺は小野田が好きなんですよ?他の誰も見えません。それから…』 龍斗君は私に顔を近づけ、囁いた。 『もちろん小野田にも、他の男なんか見させません。あなたが見ていいのは… 俺だけです。 いいですね?』 なんて理不尽な…。 でも、そうキッパリと言ってくれた龍斗君は… すごくかっこよかった……。 私は少し涙ぐみながら、龍斗君にちゃんと聞こえる声で答えた。 『はいっ!』 龍斗君は、優しく微笑んでくれた。