『何とか言ってください。……2回も大嫌いだなんて言われたら……。』 龍斗君の声がさらに小さくなった。 でも、私にはちゃんと聞き取れた。 『さすがにへこみます…。』 龍斗君の腕が少し震えてた…。 不安だったの? 焦ったの? そんなに嫌だった? 私に嫌われるの… 何て…。 その時、初めて… 龍斗君を可愛いと思った…。 愛しいと思った…。