溺愛S坊や☆★








それから、私と龍斗君の関係は



少しだけ変わった。








朝と夜の挨拶とか、基本的なことは変わらないけど…。







龍斗君は、私にだけ少し意地悪を言うようになった…。








もちろん敬語で。






それでも、龍斗君はカッコイイ。
顔は、かなり私のタイプ。

だから、見惚れてしまうんだ…。




そんなときに限って、龍斗君と目が合う。



そうすると、また龍斗君はニヤッっと笑う。







『何見てるんですか?何かいいもの見えましたか?』






見えました…。



大好きな人が見えましたっ…。






そんなこと言えるはずもなく…。








『別に何も…』




素っ気なく言い放ち、俯く。