龍斗君は、誰もいない部屋に入り、ドアを閉めた。 そして私に向き合い、ジッと私の目を見た。 『龍斗君…?』 『辛いですか?』 『えっ…?』 『昨日のことです』 『ちっ…違っ…』 『じゃぁ、どうして泣いてたんですか?』 『っ…………』 『莉依?』 こんなこと…言ってもいいのかな…。