溺愛S坊や☆★







『お前、莉依に何したんや?』







『え…?』






声を聞くと、さすがの龍斗君も少し動揺しているのが分かる。







『何で莉依が泣いてんねんっ。昨日もやったろ?!昨日の放課後も莉依、泣きながら走ってたやんか!!』






えっ…






見てたんだ…。





『莉依泣かすんやったらもうやめぇや!俺が莉依の傍におるから!!』





卓哉君の声は何だか真剣だった…。








『莉依』






龍斗君が私を呼ぶ。






それだけで、心臓が高鳴る…。