カキンッ
黒い影により兵士ごと吹き飛ばされた。
あたしは顔を隠した腕をそっと下ろした。
目の前には見覚えのある顔。
「お嬢、お怪我は・・・。」
そう、心配した顔をしてあたしを見てるヒカル。
「おっせよ!どこ行ってたんだよ!!」
ユウは吐き捨てるように怒鳴った。
でも、どこか安堵の雰囲気を漂わす。
「心配したんだぞォ~。」
ヒロはニコニコという。
「すいませんっ。いろいろありまして。」
そうペコペコ謝るヒカルの腹をあたしは軽く殴った。
「ばかっ!あたしを守るんじゃなかったのか!!?」
ヒカルはあたしを見てニコッと笑った。
「守りましたよ♪
それにそれだけ怒鳴る元気があるなら怪我はなさそうですし♪」
その笑顔にあたしはクスッと笑ってしまった。
「お前、本当に執事かよっ。」
「はい。お嬢をお守りするためにここにいる
したっぱ執事でございます。」
まぁ、ご丁寧に。
「おめーら、くっちゃべってんなら手を動かせ!」
ヒロの言葉にヒカルは剣、あたしは短剣を構えた。
「うらぁ~!住民の復讐、とくと味わえ~!!!」


