伝説プリンセス



鍵が掛かってる…。


「残念でした♪」


気付いたら隣にいた女が耳元で囁いた

と思ったら


横から凄い空気圧が来て


あたしは積み重なった鉄パイプのほうへ吹き飛ばされた。



「いってぇ!

なにすんだよ!」



「はぁ…だから子供は嫌いなのよ。」


さっきの空気圧はいったい何!?


ドアに寄りかかる女から

とてもあんな空気圧が出せるようには思えない。


いったいどうやって!?



「死屍団(シシダン)って知ってる?」


彼女はあたしの目を見て聞く。


あたしは首を振った。



「なら、いいわ。


とっとと仕事終わらせちゃいましょう。」


やだ…

なに?死屍団って…?


この人のことを言っているの?


あたしは後ろに後ずさりする。


しかし、すぐに背中に壁がついた。


女はクスッと笑う。



「さぁ、クモたち。


さっさと終わらせなさい。」


女がそう言ったとたん、


女の全身から大量の小グモがわき出て


こちらへ向かってくる。


あたしはポシェットから短剣を取り出し


体を登ってくる小グモを振り払おうとする。


しかし、意味がない。