遠くから叫び声と車の騒音が聞こえる。
そして、その声と音が聞き覚えがあって頭が痛くなった。
「お頭~!助けてぇ~!!」
いてて…耳をふさぎたい気分だぜ…。
「ほらほら、呼ばれてんぞ!お・か・し・ら☆」
「大切な子分が命の危機に陥ってますよ♪」
おめぇ~らの顔面に強打の殴りを入れてやりたい。
俺は後ろでワーワー騒いでいる3人組が乗っている
軽トラックを見ると何かに追いかけられているのに気づいた。
それは発狂した黄色と黒の鮮やかな色彩の虎だ。
「待て…俺にどうしろと?」
「その剣でどうにか出来んだろ?」
ヒロが冷静に返答した。
「いや…この剣…俺…使えない…。」
「は?」
「ユウ兄は先端恐怖症なんですよ。」
俺の代わりにヒカルが答えてくれた。
「んじゃ、一休みたいにモップで虎を退治してこい。」
「おぃ、ライナ。簡単に物事を言うんじゃない…。」
ちきしょぉ…なんで俺はいっつもこうなんだ…。


