「うしっ!行くぞ!」
呼吸を整えたユウは檻の隣にあるボタンを押しパスワードを押した。
檻はなんのためらいもなく上に上がった。
「すんげぇ!なぁ、なんで分かんの?」
ユウは真顔で言った。
「俺、一応、隊長なんだよ。」
「ふへぇっ!?先端恐怖症なのに!?」
ユウは意味深な顔をする。
「俺、人としてひどい過ちをしてしまったんだよ。
それを国王が気に入って俺を隊長にした。」
ユウの拳が震える。
ユウの人としてひどい過ちって…。
「あっ!見てください!」
ヒカルは閉まりかけのドアから何かを覗いている。
「なになにぃ〜?」
あたしも好奇心でドアから覗いた。
ドアの向こうに見えたのは製作所のような光景。
若い女性が皆同じ正装服を着て作業をする。
彼女たちは流れ作業で作っているのは武器だった。
あっちから手榴弾、剣、拳銃、鉄砲など武器のあらゆる物が流れている。
「私ももう少しであんな事を…」
サチの顔が暗くなる。
「大丈夫。あたしらがついているから。」
「行くぞ。道草してる暇はねぇ。」


