「人売りの奴らか?」
兵士がじっと見る。
「はい、キミノ村の最後の若者を連れてきました。」
ユウはそう説明し、あたしは手錠をかけた手を上に上げた。
兵士はそれを確認し、門を開けた。
ここの門は国王に関わる者しか知らない裏の門。
それを知っているということは
ユウは国王と関わりがある戦士なのかな?
門の奥は薄暗い駐車場になっていた。
馬車、大型車、などなど、お金持ちが持ってそうな乗り物ばかりだった。
その乗り物の地面には番号が印されている。
「俺たちは38な!」
「なんで38?」
サチはピンときたように手錠に繋がれてないほうの手を上げた。
「もしかして、私の名前…?」
「そうなのか?」
「・・・・・。」
ユウの顔が赤い。
「ユウ兄、可愛いですね♪」
「お前に言われるとなんか腹が立つ!///」
「あぁ!サンハチで略してサチか!」
「って、ライナ!今更かよ!?」
「でも、サンイチでも私の名前になるよね?」
「サチ!そこツッコむな!」
「ユウ兄、焦りすぎですよ。」
「ダァー!あーもー!!」
ユウは息を整える。


