「姫様。 いきなり現実を受け入れろって無理な話じゃないの?」 「っつってもねー、あたしは母親の死さえも ぼーっとして整理ついてんのかすいてないのか分からない状態なんだよ」 「オイラもそうさ。 両親が生きているのか死んでいるのかさえ分からないんだからね」 そっか。 あたしは消息を知っているだけで良いほうなのか…。 キキーーッ ピキが急ブレーキをかける。 「どした? 何か轢きそうになったのか?」 「いや…」