「…まぁ、さっきのはただの戯言だと思って忘れてくれ」 伐斗の声色が変わった。 「それよりわいも一つ質問がある」 「ああ、なんだ?」 「前国王、ルイ・グラッシーアは本当に病死なのか?」 「いや…。真実は王族しか知らない」 オレは見た。 お父様は殺されたんだ…。 がたんっ!! ドアがおもむろに開かれた。 そこには血相を変えたさっちゃんの姿が。 目を見開いてぶるぶると震えていた。 「ライナが…ライナが…!!」