オレはいつも街から帰ってくると必ずワイトの部屋に行き
ワイトに外での話をしていた。
家に引きこもって勉強をさせられているワイトにとって良い気分転換になるように。
本当はグラッシーア王族の長男であるオレのほうが勉強をしなければならないが…。
「あ、そうだ。ワイトに…」
渡すものがあったんだ。
オレはがさごそとバッグの中をあさる。
すると大きな音を立てて、部屋のドアが開かれた。
「ヒルク!!!お前、また無断で外に出かけていたのか!!??」
「国王!!そんな大声出されたら病気が悪化します!!」
お父様がお怒りのようだ。
その隣でメイドが心配そうにお父様を支える。


