「もぅやめろよ!!!!」
声を上げたのは目をうるませて唇をかむライナ。
「ヒロをいじめるな!」
そう叫んで隣にいるサチに泣きついた。
「参ったのぉ~」
そう言う罰斗は全く参ってない様子だ。
「ごちそうさま」
ヒロは立ち上がり、食器を片づける。
「あ、わしがあとで片づけるからそのまんまでいいぞ」
なんて罰斗の声を無視し、台所のほうへ向かうヒロ。
試合放棄かよ。
「さて、真相を任せられたと言う事で」
すっかり場の中心になってしまった罰斗は俺たちの顔を窺って含み笑いをしている。
「自分の仲間に隠し事をされるとは惨めなもんやのぉ~。
ま、本人は仲間だと思ってはいないかもしれんがの。」
「そんな事ない!ヒロはあたしたちの仲間だ!」
ライナは泣き顔で必死で訴える。
きっと今のライナの声はヒロの耳にも届いただろう。


