「サチ!」 ユウがサチへ手を伸ばすが届かず、水神の次の攻撃でサチは海へ落ちていく。 「サチ―!!!」 ユウが思いのほか前のめりになり落ちそうになったのであたしはとっさにユウの背中を掴んだ。 海に落ちて行ったサチは―消えた。 消えた……??? 「…サチ?」 「あれだ!!」 顔を上げると目の前でブーンっと翅をはばたかせる1匹の巨大の翅虫。 その緑色の背中には気を失ったサチがだらんと乗っていた。 「サチ!」 こちらの声が届いていない。