「海賊か…。受けてたとうじゃねぇか。」
あたしたちを睨み付ける男、
―それはユウだった。
「ユウ…。」
先に彼の名を読んだのはあたしではなくサチだった。
「サチ…なんでこんなところに…!?」
ユウは手に持っていた剣を下ろす。
「それはこっちのセリフだよ…。逢えて良かったぁ…。」
ふぁっと柔らかい風が吹きサチはユウに抱きついた。
「無事でいて良かった…。」
「サチ、心配かけてごめん…」
ユウもそっとサチの背中に腕を回し抱き締める。
うわーお、ラブシーンですか。
隣の船長もいきなりの出来事に思考停止。
「えっ…あっ…もしかしてさっちゃんのボーイフレンド??」
やっと状況が理解できたのか、船長は間抜けな声で聞く。


