「ありゃ?わいに用があったんじゃないのかのぉ?」
青年は手を縦にヒラヒラさせる。
「えっ…もしかして…お前がシンドバッド!?」
オレは思わず銃を下ろした。
だって、シンドバッドの冒険記はオレが生まれる前にすでに世界中に知れ渡っていたものだ。
いくら冒険をしたのが若かった時だとしてもオレといくらも変わらない年ではないはずだ。
「まぁ、皆、わいのことをシンドバッドと呼んでいる。
だが、わいはお前が考えている英雄の船乗りではない。
わしは新藤伐斗(シンドウバツト)じゃ!」
豪快に笑う青年。
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