「フハハハハハハッ!
オレは自由だーーーーーーーーっ!!!!!!」
「あら、どこの悪者役かしら?」
「うぉっ、驚かすなよっ!?」
ローズに驚かされてオレは心臓が飛び出しそうになった。
「フフッ、昔の罪に時効でも来たのかしら?」
オレは落ち着こうと息を吐く。
「ローズ、頼むから毎回毎回驚かさないでくれ。」
「あらやだ、そんなこと言われたって
ボーイにはあたしの事が見えないでしょ?」
そう、ローズは幽霊。
幸せの国でオレに嫌がらせしてきた奴。
オネエ語を使うオカマかと思っていたけど
ローズという女性で歳はオレと同じくらいらしい。
最初は幽霊だからかなりビビったけど
なぜかオレに付いてくるようになり
今では普通に喋れて共に旅をしている。