「ど~んなもんだい!!
あたしにかかりゃこれくらいのこと…。」
いや・・・あたしは何もしてない。
ヒロだ。
なんでデイビットはヒロには素直に言うこと聞くんだ?
「さて、戦士とサチさんを探しに行かなきゃな。」
あたしが考えているうちに
ヒロはヒカルの応急処置を終わらせていた。
「お嬢、行きましょう!」
「おう!」
まぁいいや♪
まだ皆と旅が出来るんだし。
すると、先頭を歩いていたヒロはピタリと止まった。
「おい、ひとつ言っておくがそのピストルは
オレがタイマンで使ったやつので弾が一つしか入ってない。」
なんのことを言っているのか分かんなかった。
でも、ヒカルが険しい顔で振り返ったので察した。
デイビットは震えた手でピストルを握る。
「オレを殺したらどうなるか
海賊だったお前は分かっているだろう?」
へ?
デイビットはヒロの一言にビビってピストルを下ろした。
「ヒロ!!」
あたしはヒロの元へ駆け寄った。
やっぱり今聞かなきゃ!!
「おい、ヒロ!!お前は何者なんだ!?」
ヒロは前を向き、いつもの気さくな笑顔で笑った。
「オレはただの旅人だ♪」


