伝説プリンセス



「先生~!ユウが剣でカルサの目を刺した~!」


カルサは目の痛さで泣きだす。


俺はそれをいつも思い出してしまう。


カルサの涙は赤色だった。




「それからお前は剣術教室に行かなかったろ?

僕はそのあとこの目を治してもらうべく


国を出て他国の医者を訪ね続けた。」



ガザニエルは昔を振り返るようにどこかを見つめる。


いや、俺は3日後に教室へ向かったんだ。


ただお前が国を出るのが早かっただけ。



「この目は治らないって医者に言われた。


結構な大ダメージだったらしい。


もぅ諦めかけてきた時にブーガルに会った。」



兵士が言ってた副将軍という奴か。



「ブーガルは僕の諦めの悪さを買ってくれた。


君は海軍になるのにふさわしいって。


僕、久しぶりに人に褒められて嬉しくって


頑張って勉強して大佐の地位まで行けたんだ。」



だから、さっき海軍服を自慢したのか。



「君がピーナッツ国の戦士になったと人づて聞いて


僕はすぐにピーナッツ国に向かった。



でも、そこには君の姿がなかった。」



ガザニエルの目が俺を見る。


そして、ニコッと笑った。



「なぁ、久しぶりにチャンバラでもしてみない?


君がどれくらい落ちこぼれになったか見てみたい。」