伝説プリンセス


「ふあぁ~あ、何事~?」


「ガザニエル大佐!ご無事だったのですか?!」



大佐だかなんだかが欠伸をしてやってきた。


「いや~、だって僕、便所行ってたから平気だし~。」


「それより、ブーガル副将軍がお呼びでしたよ。」


「あ~、またあのジジィかよぉ。昔話はこりごりだ。パス~。」



こいつが大佐?


ラフな格好で全然そうには見えない。


おまけに茶髪で片目が見えないほどの前髪の長さ。


寝癖まで付いていて、耳にはピアス。


正義を名乗るかけらもない。



ガザニエルはこちらへ歩いてきた。


「そこに居る兵士。ちょっと来い。」


「ハッ!」



げっ、俺、指名されちゃったよ。



俺の心の声が聞かれちまったりして。




大きな部屋に連れてこられた。


なんだ、ここ…ダンスホールか?


ガザニエルはどっからか取り出した軍服を持ち出し


「似合う?」っと着て笑った。


後ろに書いてあるのは"海軍"という文字。



「いやぁ~、まさか、ここで会えるなんてさぁ。


マジ海賊さんにお礼しなきゃ~って感じ?」



キャッキャ笑う変なやつ。