「あたし―…」

「ごめん…俺から言わせて?」


と卓都に遮られてあたしは黙った。



「俺…要が好きなんだ」





……。



…嘘っ。



「…っ!!…本当ッ…?」

「うん…けど要は高志が好きだと思って忘れる為に他の女に手を出した」

「…ヒック…あたしも…大好き…卓都が大好きッ…」



本当に信じられなかった。
気持ち伝えられたら振られてもいいと思ってたから…


「良かった…

要…俺の側にいて…」

「…ん…居るっ…」




卓都から少し離れて上を見ると目が合った…


あ…卓都も顔が真っ赤だ…
なんか嬉しいな。卓都も緊張してるって事だよね?


どんどん卓都の顔が近づいて来てあたしは目を閉じた。



「要…」


あたしの名前を呼んだかと思うと優しいキスをされた


「…ん…ふン…」



卓都の手があたしの後頭部にあって、離れなれない



何度も何度も角度を変えてキスをする。



卓都の舌があたしの口の中に入って来て何度も絡めた。



「…ん…あふ…ンッ…」



苦しくなって胸を叩く…


卓都はゆっくりと唇を離してくれた


「ぷはっ…苦しッ」

「ごめ…抑えきれなくて」

「…ううん////」