しかもこのクラスだけ男子9割だし…。
「周りの人は女の子でありますように…!!」
と言う祈りも虚しく、、、、
ガラッ――…
「おっはよー!!」
「きゃー!!!!隆平様ー卓都様ー高志様ー奏様ー」
たったの一割の女子の声とは思えないくらい大きな声だった。
うるせぇー!!!!
んだよ"様"って!!!
ってか"隆平様"って…
"卓都様"って…
まさか…
血の気がひいていく…。
「あっれー要ちゃんだー」
なんて空気読めないんだ。
君は…
「あ…ははは;;」
冷や汗がでる。
「卓都ー要ちゃんだよー」
「芋女が何でココに居んだよ」
と言って冷たい目であたしを見下したように見る。
ピキッ…
何かが切れた音がした。
「…芋女言うなっ!!!!」
「か…要ちゃん?!!」
「芋女芋女言いやがって!!お前の卓都様よりマシじゃ!!ボケッ」
思いっきり啖呵をきって教室を出た。
クラスのみんなは口を開けたまま驚いていた。
もちろん卓都も…

