「クリスマスプレゼントは旅行だからな?」
「…ん。卓都は何がいい?」
「何もいらねぇから…ずっと傍にいて?」
っ…////
今の言葉が何物にも変えられない
最高のプレゼントだよ…?
「…って。うわ~///
超臭い。俺くっさ~」
と言って耳まで真っ赤にしている卓都
「言われなくても…ずっと一緒にいるよ?
…ありがとう。あたしを必要としてくれて」
あたしは、ギュッと腕に抱きついて言った
今まで…必要とされなかった
ただ、習い事をたくさんして親の顔色伺って行動してた
あたしはただの動くオモチャだった
けど…初めて…卓都があたしを必要としてくれた
"傍にいて欲しい"って…
"要じゃないと駄目"って…
言ってくれて…
あたしもちゃんと役に立ってるんだ。って思えるようになった
自分の殻に閉じ籠ってたあたしを助けてくれたのは…
あたしの光になってくれたのは
卓都だけだったよ…。

