"いらっしゃいませー"
そう言って入ってくる客に愛想良く振る舞う卓都
入って来た女の子達は卓都が格好良いからかキャーキャー言ってる
なんの為に…こんな所で働いてるの?
卓都…お金に困って無いよね
「いらしゃ…
要…」
「卓都…っ…」
居ても立っても居られずあたしは卓都が働いている店に入った
卓都が働いているのはカフェ
だけど…女の子限定で店の人はみんな男の人。
こんな…っ
こんな所で働か無くたって…良いじゃん
「…要!これは…」
「あたしより…可愛い女の子が来るこの店の方が良かったんでしょ?」
あたしは卓都が言おうとしたけど無理矢理遮って言った
「だから…最近一緒に帰れなかったんでしょ?」
「要…聞いて」
そう言って卓都はあたしの腕を掴もうとした
「嫌…聞きたくない。あたし寂しかったんだよ?けど、朝は一緒に行けるって言うから我慢した。我慢したのに…最近はそれさえも無理でさ…あたしの気持ち考えた事あるっ?」
あたしは卓都の手を振り払って思っていたことを全て吐いた

