卓都Side




"卓都に触れられても嫌じゃ無かった…"



要がそう言ってくれた時、凄い嬉しかった…



要が蘭桜高校に来てからの1ヶ月…毎日が楽しくていつの間にか要が好きになっていた――…



だけど…要は極度の男嫌いらしい。




始めて会った日に落とすって決めてたのに…



逆に俺が落ちた。




俺が、要を守って行くって決めたのに――…





守ってやれなかった――…











要に女の友達が出来たんだな…って思ってた


だけど、違った。



昼休みを過ぎても戻って来ない要



携帯にメールを入れても要の携帯は机の中で光っていた――…



急に凄い罪悪感が俺を襲っていてもたっても居られなくて学校中を探しまわった。




この時だけ、無駄に広い校舎を恨んだ。