「…ん…早く病院行こ?」 落ち着いたあたしは少し卓都から離れて言った 「だな。…要」 「ん?…何…んん!!」 振り向いたあたしに卓都はキスをした 「…これからはもっと早くに助けにくるから…」 「え…?」 「怖い思いさせてごめんな」 と辛そうな顔をして言った卓都 「けど…卓都はあたしを見つけ出してこんな怪我までして守ってくれた。あたし嬉しかったよ?」 「…ん。ありがとう」 力無く笑う卓都。 「行こ?病院」 そう言ってあたし達は近くの病院に向かった――…