頭の中が真っ白になって…いつの間にか遙に掴み掛かっていた 要は目に涙を溜めて必死に止めようとしていた …っ!!! 要は遙を庇うんだ… 「…何で遙を庇うんだよ」 ついムキになって要を睨んでしまった ビクッと体を強ばらせて怖がっている 「卓都は…ナーンにも分かって無いよね」 「あ?」 視線は要から遙へ向く… 「要ちゃんはこんなに不安がってんのに…お前は悠々とサッカーなんかしてさ?…それでも彼氏?」 と言って思いっきり俺を押した 俺はその瞬間…後悔の波が押し寄せた