あたしは今、


超金持ちが通う蘭桜高校の門の前に立っている


無駄にデカイ校門。
無駄にデカイ校舎。
無駄にデカイ運動場。
無駄にデカイ体育館。




…まだまだ、無駄なモノがたくさんある学校だ。
全て言ったら日が暮れてしまう



……って言うか!!!


なんで…あたしがこの学校に行かなくちゃいけないのよ!!!








……。





まぁ理由は、この学校に婚約者がいるから行けと言われたから。



名前は、えーっと…





なんとか…卓…都?



まあ、良いや。
興味がないから






あたしの親は世界でも有名な会社の社長。
あたしはそこの一人娘。



つまり社長令嬢って事。




そんな家庭で育ったあたしはもちろん彼氏がいたことない。


生まれた時から、結婚する人が決まっていたから。
ってか作る気なんて無いけど…


だってあたし男なんて大嫌い
エロイ事しか頭に無いから気持ち悪い




なのにっ!!!
あたしが今から行く学校は男子七割、女子三割らしい。




本当やだ。
…前の学校に帰りたい。



なんて思っていると校舎の入口についた。