差し込む朝陽がまぶしくてつい目を細める。 「相変わらず」 くすくすと言う笑い声。 「安東、くん?」 昨日の安東君がここに、いる? 「まだわかんねーの?汐ちゃん」 汐ちゃん、ってところを強調してにやっと笑うその表情。 「凱・・・」 自然と出た自分自身の言葉に我ながらハッとする。