あれ? 天井が真上に見える。 私の体は確かに横になってるのに、 痛く・・・ない? 「お前、重い」 え? 「ギャッ!」 私が誰かの体の上にいるのが、下から聞こえる声でやっとわかった。 「ご、ごめんなさいっ!」 立ち上がろうと手を着いたところは、また運が悪くその人のお腹だったらしく、 「いてーって!」 余計大きな声が部屋に響いた。 「ごめんなさい・・・」 ようやく上からどいて、立ち上がった彼の顔を見た。