やっぱり恥ずかしくて思わず持ってたブーケで顔を隠すと、 今度はいつものように優しく笑いながら修ちゃんがそのブーケの陰から耳元でささやいた。 「汐、超キレイ」 今度は私が赤くなる番。 「修ちゃん……」 「愛してる、汐」 さらっと、そんなことを言うんだから…。 私の方が『やばい』よ… 「汐、顔赤い。可愛い」 修ちゃん、ダメだって……。 余計に恥ずかしいよ。 「あの〜…」 しまった!お店の人がいたことに今更ながら気づいた私。遅すぎ。 超恥ずかしいし。