横を見ると、修ちゃんと目が合う。 修ちゃんはにこっと笑って、 (大丈夫?) と声に出さないで口を動かした。 あ・・・・ 私が花火あまり好きじゃない、ってこと。覚えてくれてたんだ。 ・・・やっぱり優しいな。 もう一度隣をちらっと見ると、改めて見る修ちゃんは、紺色の浴衣を身に着けて、それがとてもよく似合ってた。 ・・・やっぱりかっこいい。