飛ぶように走ってくるトモの後ろから、ゆっくりと歩いてくる修ちゃんの姿に、胸がじんと痛んだ。
「修也さん、アメリカ内定出たって」
トモの声に、思わず顔を上げた。
本当?
「あぁ。まだ本決定じゃないけどな」
「きゃー!すごいすごい!!」
廊下に凛の叫び声が響き渡って、私はすっかり、おめでとうございます。というタイミングを失ってしまった。
「凛、先生どこかにいなかったか?修也さん、先生に報告に来たんだよ。肝心の先生がどこに行ったのか・・・・」
「う~~ん、あそこ・・・かな」
「悪い、凛。お前先生呼んで来いよ。俺、クラブの残ってる奴に言ってくるから」
そう言って、凛とトモは走り出していってしまった。
え~~~??
この・・・・状況・・・??

